コラム

単価を上げたければ○○○○をしてはいけない

こんにちは!
お越しいただきありがとうございます^^

数々のフリーランスの方とお話する中で

「案件は取れるようになった。
でも低単価の案件しか取れない」

「どうやったら単価アップできるか分からない」

という方を多く見てきました。

その中で感じたのが

「低単価で疲弊するフリーランス」という言葉に
引っ張られすぎている

ということです。

この記事では

・低単価で疲弊するフリーランスとは?
・どうすればそこから抜け出せるのか?

というお話をしていきます。

「低単価で疲弊している」と言われて心当たりのある方

あるいは「自分もそうなりそう」という方には

参考になると思いますので

よければ最後まで見ていってください^^

低単価で疲弊するフリーランスとは

「低単価で疲弊するフリーランス」

と言われて、あなたは当てはまっていると思いますか?

私は「自分は低単価で疲弊するフリーランスになってるかも!」と
思っている人の大半は
低単価で疲弊するフリーランス、ではないと思っています。

というのも、フリーランスになる上で
最初からまとまった収入を得られる人はごくわずかです。

SNSで発信しているキラキラしたインフルエンサーの方も
起業家の方も
みんな裏ではめちゃくちゃ努力をしていたり
起業初期のころは、本当に血の滲むような努力をされています。

ただ、それを表に出す人はほとんどいません。

むしろ巷に流れるのは

「毎日たった○分で副収入を得る方法」
「誰でも簡単にできる」
「ズボラでもできる」

などなど

人の購買意欲を促進するためには
いかに簡単だと感じさせるかが重要なので

さも「努力なんてしなくても副収入は作れますよ」といった
広告フレーズが広まることになります。

そして、それを見た人は
「頑張れば自分でも副収入を作れるかも!」と思って
挑戦するわけですね。

でもそう簡単にはいきません。

目に見えないところでとにかくたくさんの
トライ&エラーが必要となります。

それこそ、「仕事」というのは
正解のないものです。

世の中でセオリー的に
「こういう副業がおすすめだよ」
「こうすると収入を得やすいよ」
というものを示すことはできますが

全員が全員、同じやり方で成功するなら
今頃世の中みんなフリーランスになってるはずです。

と、いったように

本来であれば
まとまった収入が作れるようになるまでは
それなりの行動量が求められます。

ただその「行動量」の基準を知る前に
「低単価で疲弊するフリーランス」という言葉を
知ってしまった人はどうなるでしょうか?

そうです。

「自分はまだまだ努力の過程なんだ」

ではなく

「もしかして自分って今
低単価で疲弊するフリーランスに
なっているのでは!?」

と思ってしまうんですよね。

正直、そうやって挫折する方が多くいらっしゃるので
思っているほどフリーランスとして
収入を確立することは難しくないと思います。

ただ一方で

あなた自身が「挫折する側」になってしまうと
世の中にたくさんいる
「低単価で疲弊するフリーランス」になってしまいます。

ですので

自分は低単価で疲弊するフリーランスかも!?
と思う前に

自分は必要なだけの努力をしてきたか?

というのを考えてみてください。

単価を上げるためには、単価交渉をしてはいけない

さて、大量行動の重要性を説きたいところではあるんですが
それは各種SNSでもたくさん言われていることですので

ここではそれ以外の観点からお話をしてみたいと思います。

それは

単価を上げたければ
単価交渉をしてはいけない

ということです。

もちろん、自分で上手に価格交渉できる方は例外ですが

おそらくこの記事を読んでいただいているということは

・どうやって交渉したらいいか分からない
・交渉するほどの実績がない
・仮に報酬をあげてもらったとして、それに見合った成果をあげられるか不安

などの思いがあって
なかなかうまく価格についても交渉できていないのではないかと思います。

価格交渉するとどうなるか

ではまず初めに
価格交渉した場合について
お話ししていきます。

交渉して、うまく報酬をあげてもらえたとしましょう。

すると何が起きるかというと

クライアントからの期待値があがります

つまり

「報酬を増やしたんだからもっと働いてもらいたい」
「こんなに払っているんだから、成果をあげてくれるはず」

といった期待ですね。

正社員やパート、アルバイトなど
日本で雇用されていると

「こんなに働いているのに
給料はこれだけしかもらえない」

という感情になると思います。

では一方で

自分が雇用者だと想定したら
どうでしょうか?

今の自分の働きに対して
1000円なり、2000円なり払いたいと思いますか?

日本では、低賃金でも
真面目に、正確に仕事をしてくれる方は
たくさんいらっしゃいます。

なので、「丁寧な作業ができる」だけでは
単価をあげてもらうことは難しいです。

ましてやフリーランスが増えた今の時代には
「低単価でもいいから、実績を作るために仕事をうけたい」
という方が五万といます。

となれば、依頼者側が
少しでも安くやってくれる方に
依頼したいと思うのは当然ですし

それ以上の報酬を支払うのであれば
それ以上の成果が求められるのも当然です。

成果-相手の期待=単価アップ

報酬をいただいているということは
等価交換が発生しているということです。

どういうことかというと

あなたが必死に働いたとしても
クライアントはそれに対する見返り(報酬)を支払っているので
クライアントからしたら「報酬を支払っているので当然な労働」となるわけです。

つまり、

仕事をして感謝をされることはありません。

でもこれが
期待を上回る働きをした場合
はいかがでしょうか?

「これだけの報酬でこんなに働いてくれたんだ」となると
感謝の気持ちが発生します。

ここで、よほど冷酷な方でない場合は
人間である以上「何かお返しをしたい」と思います。

この「何かお返し」が報酬だったり
別のクライアントの紹介に繋がります。

ここでポイントとなるのが
相手からの期待を上回れば上回るほど
リターンは大きくなる

ということです。

さらには、人は自分が受けた恩よりも、多めに恩を返そうとする本能があります。

つまり、最初から単価交渉をして
自分の働きに見合った報酬をいただくよりも

実際の働きよりも少ないくらいの報酬を設定しておき
クライアントから感謝してもらい
その感謝が、実際の働き以上のリターンをうむのです。

単価交渉しないほうがうまくいく

実際、私自身

単価交渉したクライアントと
単価交渉をしていないクライアント

両方経験してきました。

その結果、やはり後者のほうが
クライアントとの関係性も良好になるケースが多かったです。

単価交渉をするとお互いに
「こんなに報酬を払ってるのに」
「これだけしか報酬をもらっていないのに」
と、お金で判断することになってしまいます。

しかし報酬を最低限しかもらっていないとすれば
クライアント側としても不満を抱くことはないですし

自分自身としても
ちょっと頑張って仕事をするだけで
「こんなに頑張ってくれてありがとう」と感謝されて
気持ちよく仕事をすることができます。

そして気持ちよく仕事ができるので
「喜んでもらえるならもっと頑張りたいな」と
さらに頑張る意欲が湧いてきます。

それを繰り返しているうちに
「いつもこんなに頑張ってくれてるから
このくらいは払わせて欲しい」
とクライアントから報酬をあげてもらったり

予算が少ないクライアントからは
リラックスに使えるアイテムを
贈っていただいたこともあります。

実際に作業をしていると
「こんなに働いているのに」と
つい言いたくなってしまう気持ちも分かります。

ですので、個人的には
「この人のためなら、報酬が少なくても頑張りたいな」と
思えるクライアントと出会うのも大切かなと思います。

「なかなかいい仕事に出会えない」という相談も
よく受けますが、それはまだまだ試行回数が少ないケースが大半です。

良いクライアントと出会えるかは
ある程度運でもあります。

でもその出会う確率を高めるためには
試行回数を増やすしかありません。

実際、私が今お仕事させていただいているクライアントの
半分は紹介ですが、半分はクラウドソーシングサイトで
出会った方です。

素敵な方と出会うチャンスは
どこにでも転がっています。

挫折しそうな方はぜひ
諦めずに試行を続けてみてください。