先日読んで良かった本を共有します📕
>「あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方」
書店でもよく目立つところに並べられているので
見かけたことがある方もいるのではないでしょうか?👀
人って、「やらないといけない」とわかっていても
それっぽい理由を見つけてやらないのが得意なんですよね。
例えば
「働き方を変えたいと思って自己投資をしたけれど
インプットばかり進めて”まだ準備が整ってないから”
と行動を先延ばしにする」
のもその一つです。
テスト勉強を先延ばしにして部屋の掃除をしたりするのも
同じ原理です。
何が起こっているかというと
脳は、「行動」を起こすと身体的・精神的に
負荷があることがわかっている。
物理的に時間を持っていかれるのもそうですし
新しいことに挑戦する精神的負荷や
失敗したらどうしよう、という恐怖
などが「負荷」にあたります。
人は「負荷」が大嫌いなので
それっぽい行動をして自分を誤魔化そうとします。
「インプットをして学習をしている気になる」
「掃除をして、必要なことをやっている気になる」
などですね。
ここで問題なのが
インプットや掃除ももちろん大事ではあるんですが
「目標の実現に直結はしない」ことなんです。
インプットだけしていても収入は得られないですし
掃除だけしていてもテストの点数は良くならないですよね。
そして更に厄介なのが
自分ではこの「負荷からの回避をしている」と気付けないこと
なんです。
脳は自分にとってめちゃくちゃ都合よくできているので
インプットだけになってしまっているのに
「目標達成のために自分は頑張ってる(=だから今はこれで十分)」
と自分を納得させて
本来の目標達成に必要な行動から目を背けさせます。
と、ここまで読んで心当たりはないでしょうか?
正直私はめちゃくちゃあります。
そもそも、私がここまで行動を意識するようになったのも
会社員時代「手に職をつけたい」と思って
読書をしたり副業のやり方を調べたりと
本業以外の時間をインプットに当てていたんですが
半年経ったあたりで
「インプットめちゃくちゃやってきたけど
現実の私は何も変わってなくない?何もできないままじゃない?」
と気づいて愕然として
そこからめちゃくちゃ行動を意識するようになった
という経緯があります。
正直、「自分は必要な行動から逃げていたな」って気づくのは
私みたいに時間を無駄にして遠回りして自分で気づくか
「なんか分からんけどやたら壁打ち出せとか、案件応募しろとか言われるしやってみるか」で
行動してみた結果、自分の成長を実感できて行動の効果を実感するか
のどちらかしかないと思っています。
私は実体験として「すごく時間を無駄にした」と思っているお陰で
今は2度とそうならないように行動を意識できているので
遠回りした経験も良かったかなとは思っている(というか思うしかない)んですが
あなたには必要のない遠回りはしないでほしいなと思っています。
そして実際、周りの副業や独立を目指している方を見ていただきたいんですが
正直スタート地点は大差なかったと思います。
みんな最初は実績も経験もない状態からのスタートです。
ただ案件獲得の時期や量に差があるとすれば
「ただ行動したかしなかったか」だけです。
私が独立志していた当初、恩師に言われた言葉ですが
「自分に理解できること(=必要だと思っていること)だけやってて働き方なんて変えられるわけがない。
自分が正しいと思った行動を続けて来た結果が今なんだから、一回自分の考えは捨てて、言われたことをタダやればいい。
働き方が変わる=生活が変わるわけだから、しんどくないわけがない。
逆にその負荷に耐える覚悟がないなら、最初から諦めた方がいい」
私はこれを間に受けて自分を追い込みまくり
結果、精神的に病んで動けなくなるところまで行ったので
そこまではしなくていいかなぁとは思うんですが
まぁでも、負荷があるものだっていうのは
しっかりと認識しておいた方がいいかなと思います。
じゃないと「好きなことを仕事にする」という言葉の表面だけを受け止めて
「好きなことだけしていればいい」なんて解釈をしてしまいかねないので。
私の感想が長くなってしまいましたが
この本ではそういう「なぜ人はやりたいと思っていることを先延ばしにしてしまうのか」ということに始まり
「じゃあどうやって行動に落とし込めばいいのか」まで解説してくれてます。
しかも、とても良いなと思ったのが
科学的根拠に基づいた話をしながらも
「正しいってわかってても行動できないから困ってるんじゃん!」も解決してくれるような内容になっていることです。
まだ読んだことがなければ
ぜひ一度手に取ってみてください🌱
(ちなみに、この本を読むために本来のやるべきことを後回しにしたりなんかすると
まさに「それっぽいタスク(読書)に逃げて、本来のやるべきことから逃げる」になりかねないので
やるべきことに支障のない範囲でお読みください🥹)